【小学生や中学生へ】風刺画から学べる事
昨日、元気いっぱいな小学生の授業で
とある画像を出し、皆でその画像から学べることについて
議論する時間を作りました。
その画像とは、風刺画。
風刺画とは
世界情勢の中に生じた社会の批判的な視点を
絵を使って表したものです。
決して、この画像を見せることで
世の中の悪い部分を批判したいわけではありません。
一つの絵から何を見て感じ取るのか
何を教訓に出来るのかを子どもたちに主体的に学んでもらうことが目的です。
昨日、見せた画像はこの2つ。
1つ目

子どもたちは、この絵を見て何を感じ取ったと思いますか?
まず、右側のダイヤモンドは【成功】
二人の男性を比べたとき
上の人は成功に向かって頑張っている
下の人はあと少しなのに諦めてしまう
結論
あと少しだと思ってあきらめないことが大切
と子どもたちだけの中で結論を見出すことができました。
また、私からは
成功するかどうかは人にとってタイミングは変わる
あともう一回、あともう一日。と思って頑張れば
絶対に報われる日は来る。
というものです。
2つ目

こちらは、少し難しかったですね・・・
子どもたちも何をどう感じるのかピンとこなかったようです😌
結論
本は無限の知識を私たちに与えてくれる
今、私も本を2冊ほど並行して読んでいるのですが
実際、本を読むことで
世界が広がり、自分の生きる指標になったり
自分の人生で大切にしたいことを学ぶことができるようになります。
今、youtubeをはじめとするメディアの発展で
子どもたちはわざわざ本なんか読まなくても
情報をたくさん手に入れることができるようになりました。
しかし、そんな中でも
本を読むことで、活字に触れていくことで
自分にピタリと当てはまるものが書かれていた瞬間
脳みそに、強く響くものがあります。
今の子たちは、とにかく活字に触れる機会が減ってしまいました。
その結果、日本語力が衰えてきたり
思ったことを上手く言葉に表現できない子たちも増えてきたように感じます。
本と言っても、漫画でも、小説でも、図鑑でも何でもいいんです。
自分が学びたい、と思えるものを探すきっかけになるのが本でもあります。
生物系の図鑑をたくさん持っており
色々なことを学ぶのが楽しい
と言ってくれた男の子がいました。
とても素晴らしいことだと思います。
そうやって、自分の強みを増やして
自分にしかない強みを発掘できるといいね😊
さて、上記のような話をしてきましたが
この風刺画でもう一つ、大切にしてほしいことは
人が感じることに【答え】はない、ということです。
子どもたちは
正解か不正解か、そのどちらかしかない勉強が多いですよね。
でも、大人になったら
答えがない問題ばかり、立ちはだかってきます。
自分なりにこれが答えだ、と定義し
そこから何かを学ぼうとする姿勢が大事なんだよ。とお伝えしました。
1人でも多く、この話が伝わって
今、子どもの時期に勉強する意味
人間として生きていくうえで大切なこと
を学んでくれたら何よりも嬉しいです。
子どもたちの明るい未来を創るお手伝いが出来るよう
私も、もっともっと色々なことを学んでいきたいと思います。
小学生でも、中学生でも。
場合によっては、高校生や大学生、大人になっても
学ぶことができるのが風刺画の良いところです。
また、今後もたくさんの風刺画を扱いながら
子どもたちに
人生での大切にしてほしいことを
学んでいってもらおうと思います🔥