【中2】第1回岡崎学力検査 講評
こんにちは!
いやー、雨に降られて
スマホから避難指示や警戒情報が鳴り止まなかった午前中でしたね・・・
昔はテレビから確認するのが当たり前だったのに
今では、小さな画面1つで、即全員に速報が到達する。
今を生きる皆さんにとっては
「それはそんなに驚くことか?」と思うかもしれませんが
外出先でも即確認が出来て、安全面においてはかなり重要な役割を果たしているんです🧐
皆様のご自宅周辺は大丈夫そうでしょうか?
もし何かあれば遠慮なくご連絡、ご相談くださいね!!
・・・・・・・・・・・
さて。
本記事のタイトルにもあるように
8/29㈮に【中学2年生 第1回岡崎学力検査】が行われました。
各科目、50点満点。合計250点のテストです。
とある学校では平均点も伝えられていて・・・
それが、なかなか衝撃ですね。
【2025年度 平均点】
国語:20点
数学:18点
社会:27点
理科:18,19点
英語:18点
【例年 平均点】
国語:24点
数学:24点
社会:26~28点
理科:26~28点
英語:24点
※例年の平均点であれば、目標点は下記のとおりです。
岡崎高校:220点
岡崎北 :200点
岡崎西 :175点
安城東 :170点
岡崎東 :150点
岡崎工科:125点
岡崎商業:125点
という内容です。
今年と例年を比べていただければ分かるように
今年、明らかに平均点が低くなっている現状があります。
ただ、そんな中でも成績を出してくれた美川塾生はいっぱいいます!!
初めてトップ10に入った子。
総合順位が40位ほど上がった子
入塾してから、20位上がった子。30位上がった子。
とある学校では、トップ10に3名入ってくれました♫♪
また、別の特徴で言えば
美川塾だけでなく、全体として
各科目における高得点者が少ないという現状が顕著に表れています。
例えば(下記は、全て今年度です)
国語:30点半ばでトップ10
数学:40点弱(30点後半)でトップ10
理科:30点弱(20点後半)で30位ほど
理科:40点で3位
英語:40点弱(30点後半)で20位以内
例年の参考で
岡崎北に必要な点数が200点
岡崎北に必要な順位が20位
だと仮定した場合
全科目、40点必要になり
それに対して上記順位だと、明らかに乖離しています。
こうなった原因は主に3つ。
1つ目は【難易度の上昇】
⇒今回の岡学、問題を一通り見て解きましたが
モノによっては、私が中3での受験対策に使用する問題が多数入っており
中2に対しての問題としてはかなり難しい、というのが本音です。
※美川塾 通常授業時点では各問題について各学年、触れています👍
2つ目は【時間配分のミス・捨て問の概念】
⇒夏期講座でも、時間配分について伝えた授業もありましたが
まだ、子どもたちの中で時間配分の適切な使い方が出来ていません。
難しい問題に対して、たくさんの時間をかける子も多いです。
ただ、テストはあくまで《時間内で多くの点数を取った者が勝つ》性質を内包しています。
一通り解き終わってから残りがあと15分があった場合
➀応用問題を解き続ける子(空欄を埋めたい・より高得点を狙いたい子)
➁基礎問題に戻って、解き直す子(確実な点数をゲットしたい子)
主に、上記2パターンに分別されます。
➀で解ければ、より高得点になります。
ですが
もし取れずに、更に基礎問題でのミスをしていた場合
大きな減点となり、順位が落ち込む可能性もあり得ます。
➁で、まずは確実な点数を自分の中で想像し
ステップ1
基礎の再確認⇒「とりあえず、ここが全部合っていれば○○点は確実だから・・・」
ステップ2
応用に挑戦 ⇒「残り、まだ時間があるから応用問題を解いて点数を伸ばそう」
そうすれば、不要なミスを減らし、点数の安定化に繋がります。
愛知県入試にも言えることですが
簡単な問題でも、難しい問題でも1点ならば
尚更、1点の重みを重視して、基礎の確認をしていったほうがいいですよね😊
3つ目は【子どもたちの語彙力低下】
⇒これは2点目にもつながってきますが
根本原因として、なぜ時間が足りなくなるのか?
それは一つ一つの問題に対して意味を理解するのに時間がかかる
もしくは、問題の意図・答え方を理解できず
見当違いな答えを出してしまう、というものです。
つまり、【問題に対して適切な捉え方が出来ていない】んです。
例えばですが
《AはBよりも2.5倍の質量である》という条件に対して
Aが2.5倍の質量なのか?
Bが2.5倍の質量なのか?
それに対して、理解するのに時間がかかる子たちが実は、多いんです。
しかも、これはまだ条件なので決して問題ではありません。
問題 《上記条件のとき、Bの質量はAの質量の何倍ですか?》
こういった問題は数字を扱うように見えて、日本語を理解できているかがポイントになります。
今、こうしてブログを作っている中でも
語彙力・集中力を試すように作成しました。
(ダマすようなことをしてごめんなさい🙇)
この記事をここまで読んでいただける方が何人いるのか
また、これをどこまで【丁寧に】理解してくださっているのか
実は、意外と少ないはずです🤔
日本人として日本に住んでいるのだから、と高を括って
日常に点在している日本語に対して理解を中途半端にして
疎かにしてしまっていませんか?
私たちの授業も同じです。
★一つ一つの問題に意味を加え
★伝え方も、普通に教えるところにあえて具体例を入れて
★難しいと分かっている問題は、類題を事前準備して
★全員が基礎を理解し、正解できるようになるまで
何気ない言葉に注目して授業を進めています。
これを読み解くことが日常であれば
特に机に座って勉強に向かわなかったとしても
多少の語彙力はついてきます。
改めて、授業の受け方、日常の物事や文字への捉え方について
疑問を持ちながら語彙力を増やしていくことが大切ですね😌
また、この岡学は
例年通り、2学期中間テストに範囲として入り
実際のテストでも、ほぼ確実に出題されてきます。
今週以降の通常授業にて岡学の解説をする予定です。
ぜひ、分からないところをたくさん質問して
ガンガンレベルを上げていきましょう🔥
勝利まで残り・・・《172》日(9/5現在)